去年買った古い熊手の処分、返却についてです。
おとりさまというのは、酉の市の事です。
酉の市(おとり様)は、開催日の午前0時~24時までが開催時間です。
しかし、一番人出が多いのは19時~21時頃です。
前の晩の0時近辺も多少は夜店が出ています。
前の晩に行って当日も行くという、ダブルヘッダーをやった事もあります。
近所ですからね。
熊手は毎年少しずつ大きくしていくのが慣わしです。
熊手に合わせて、事業や家が発展するようにという事でしょうね。
私は、熊手を肩に担いで帰ってくる人を見ると、「格好いいなぁ」「すごいなぁ」と思ってしまいます。小さい熊手は肩に担げません。まぁ、すごく大きいのもお届けになりますが。
最初は800円のお守りから始めてもいいですし、1000円位の熊手も売っています。
しかし、何年も通い続けていくと、数万になり、10年も続けていくと、10万でも足りなくなります。
熊手(かっこめ)は値切って買います。
しかし、ただ値切るだけではいけません。
充分に駆け引きをして、最大まで値切ったところで買って、値切った分をご祝儀として渡します。
(高い熊手などは必ずしも値切った分=ご祝儀にしなくてもいいですし、逆に値切った分以上にご祝儀を渡す事もあります。これは気持ち次第。)
たとえば5000円の熊手を3000円に値切って、2000円をご祝儀として渡すのです。
最近、私がハマっているのは、シャービン(餡餅)です。
団子をつぶした物を、焼いたものです。
団子は餃子の皮のような、おもちのようなもので出来ていて、中には餃子の餡(あん)のようなものが入っています。
焼くときにはゴマ油を使います。
この団子をつぶすのですが、つぶすと円形になって薄くなるのに、中心部分の餡は外側には漏れません。
酉の市の夜店
三ノ輪駅から酉の市まで730m。この間、夜店が続きます。
行きに、美味しそうな店を探して、帰りに買って歩きながら食べます。
たとえばお好み焼き屋さん。
数えた事はないですが、10軒位あるのではないでしょうか。
焼きそば屋も最近は富士宮やきそばになっていたりします。
七味唐辛子(やげんぼり)のお店もおすすめです。
その場で口上を言いながら調合してくれます。
浅草が有名ですが、各地の鷲神社(おおとりじんじゃ)、大鳥神社で行われます。
私は家では、浅草に行くのが恒例です。
浅草では、長國寺(酉の寺)と鷲神社(おおとりじんじゃ)が隣り合っていますが、どちらも自分たちが本命だと主張しています。
浅草の酉の市は、つくばエクスプレス浅草駅、東京メトロ日比谷線入谷駅、三ノ輪駅が最寄りですが、一番のおすすめは三ノ輪駅です。
酉の市(おとり様)は、11月の酉(とり)の日に開催されます。
(追記)
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2012年は、11月8日(木)と11月20日(火)です。
2012年(平成24年)11月8日、20日
2013年(平成25年)11月3日、15日、27日
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(以下、2009年に書いた記事です)
十二支は年にあるのはみなさんご存じだと思いますが、日にもあるのです。
暦(こよみ)には書いてあります。
だから子(ね)の日、丑(うし)の日と始まって、酉(とり)の日もあります。
そして冒頭に書いたように11月の酉の日に酉の市が開かれます。
11月は30日あって、十二支は12日で一周なので、11月に酉の日が2回ある年と3回ある年があります。
今年(2009年)は一の酉(いちのとり)が11月12日で、二の酉(にのとり)が11月24日でした。
当然、一の酉の日付に12を足すと二の酉の日になります。